公開日: 2021.05.28 - 最終更新日:2021.12.28

有機ELディスプレイのメリット・デメリット!液晶との違いは?

中島くらしinfo
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こんにちは、大阪ガスサービスショップナカジマです。

今年はすでに梅雨入りし、ジメジメとした日が続きますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか♪

今回は、最近よく耳にする「有機ELディスプレイ」のメリットデメリットについて分かりやすくご紹介させて頂きます。

有機ELってなに?

“有機EL”は「有機エレクトロ・ルミネッセンス」の略で、特殊な有機物質に電圧をかけることで、起こる発光現象のことです。

この仕組みを利用したディスプレイやテレビなどが有機ELディスプレイ・有機ELテレビと呼ばれています。

ここ数年で、ディスプレイ・テレビ・照明・自動車のライトなど色々なところで利用されており、身近な存在になってきました。

液晶との違い

液晶ディスプレイとの違いはいくつかありますが、一番大きな違いはバックライトが必要ないということです。

液晶の場合はバックライトの光で映像が表示される仕組みになっていますが、有機ELはディスプレイ自体が光ることで映像を映し出しています。

≪メリット≫

 

高画質


有機ELディスプレイはなんといっても、液晶ディスプレイよりもコントラストが高いので、圧倒的に綺麗な画質で映像を楽しむことができます。

とくに「黒」の部分は液晶では、灰色っぽく見えるのに対し、より自然ではっきりとした「黒」が表現できるのでメリハリのある引き締まった映像になります。

 

視野角が広い


視野角が約180℃と とてもに広いので、どの角度から見ても映像を見ることができます。

種類にもよりますが、液晶ディスプレイを斜めから見た時に「見にくい!」となったはありませんか?

有機ELディスプレイはそれがないので、家族や友人など複数人でテレビを視聴することができます♪

 

③薄くて軽い


バックライトが無い分、薄くなり本体の重量も軽くなります。

 

④消費電力が少ない


バックライトが必要ないので、消費電力が少なくなります。

有機ELディスプレイ搭載のスマホは、液晶よりも約30%消費電力が少なくなるので、スマホの充電回数も減り、バッテリーの寿命も長持ちするということですね♪

ちなみに現時点では、有機ELテレビの消費電力は液晶テレビの消費電力を大きく上回っています。

これはスマートフォンに用いられる有機ELパネルとテレビに用いられるそれが異なるためですが、今後技術開発が進んでいけば、テレビも消費電力が少なくなるそうですよ!

 

⑤応答速度が速い


液晶ディスプレイはカラーフィルタにバックライトをあて、それぞれの色の明るさを調節し映像を表示しますが、有機ELは物質そのものが発光しているので、応答時間が短く激しい動きも滑らかに表現できます。

 

≪デメリット≫

 

①コストが高い


有機ELはまだまだ本格的に普及していないので、製造にかかるコストが高いです。

徐々に価格は下がってきているので、今後手の届きやすい値段に下がってくるのではないでしょうか!

②焼き付きが起こる可能性がある


長時間同じ画面の表示をし続けていると、焼き付きが起こる可能性があります。

焼き付きとは、表示し続けた部分が画面に残像として残ってしまうことで、これは素子がダメージをうけ劣化してしまうために起こります。

③日中や屋外では画面が見づらいことがある


液晶ディスプレイに比べて画面の明るさが暗いので、日中や屋外では 光が反射し、見にくくなってしまいます。

これを「見にくい」といって画面の明るさを上げすぎてしまうと、先ほどの焼き付きの原因になるので注意が必要です。

 

参考リンクはこちら↓↓
有機ELのメリット・デメリット

まとめ

有機ELディスプレイのメリット・デメリットをご紹介しましたが、いかがでしたか?

圧倒的に綺麗な映像を楽しみたいと思っている方は、有機ELの商品。

価格を重視したいと思っている方は、液晶の商品を選んでみてはいかがでしょうか!

技術開発が進めばデメリットもどんどん改善されるそうなので、今後も期待ですね♪

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