公開日: 2019.06.17 - 最終更新日:2019.06.17

ガスコンロから横の壁までの距離って。。

佐藤英明佐藤英明
  • シェア
  • twitter

梅雨の季節になりました。
個人的には魚が良く釣れる季節ですので嫌いではない、変わり者の佐藤です。
皆さん、ガスコンロから横の壁の距離って気にしたことありますでしょうか? 「そんなもの付くようにしか付かないわ!」 と言われそうですが、実はとっても大事なのです。

まずは下の写真をご覧ください

私が3日前に別件で訪れたお客様宅のキッチンです。
よくありそうな普通のキッチンですが、なにかお気づきでしょうか?
そうですね、一番に目に付くのはガスコンロの左側の壁の汚れですよね。
これはどんな汚れでしょうか? 油汚れ? それとも別の?

拡大してみます

はい、もうお分かりと思いますが、壁が燃えてます。。。
ガスコンロの熱で壁の表面が焦げている状態です。
この壁の表面の材質は一応 「不燃材」 と言われるものですが、見事?に焦げております。このように不燃材と言われるものでも、その商品の品質によって実際の性能は様々です。
この焦げている部分の内部の構造が木造でできている場合(多くの住宅が木造です)、内部の木の柱が熱を持ち、焦げ始め、最悪の場合は発火する恐れがあります。住宅の柱が発火するとなると当然ですが重大な火災につながります。
では、何が原因なのでしょうか?
これは、ズバリ、ガスコンロと横の壁の距離にあります。
上の写真をみていただいてもお分かりのように、ガスコンロと壁との距離はゼロcmです。
では、正しい距離ってあるのでしょうか?

ガスコンロと横の壁の正しい距離

上記が火災予防条例で定められているガスコンロから壁および天井までの距離です。(自治体の条例により一部異なる場合もありますが今回は厳しい基準を採用しております)
これを見ますと、先述の写真に適合する左側の壁までの距離は7.5cm以上を確保しないとなりません。
さらに言いますと、「可燃性の壁」とは表面に不燃材を使用していても内部構造が木造だと「可燃性」に当てはまります。
そうは言いましても、キッチンの構造やご家庭の設置場所の条件はなかなか変えられるものではありません。
では、どう対策をしたらいいのでしょうか?

ガスコンロと壁との距離がほとんどない場合の対策とは

上の写真はリンナイ社製のテーブルコンロのカタログ写真です。先述の壁が焦げていたご家庭にあるテーブルコンロと同じようなタイプになります。
この左下に 「右強火力」 と書かれているのをお気づきでしょうか?
一般的なガスコンロには右強火力タイプと左強火力タイプがあります。
強火力とは、文字通り火が強い、つまり炒め物等をする際に使用する強火が出るバーナーのことです。上の右強火力では右だけが強火になり、左側は一番の強火にならない、ということです。
ですので、ガスコンロと横の壁の距離が取れない場合は、必ず壁と反対側のバーナーが強火力のものを選んでください。高価格帯のガスコンロは両側強火力タイプになっていますので、この場合は、炒め物等強火を使用する料理をできるだけ壁と反対側で行いましょう。
それでも壁との距離が近すぎて壁の表面が熱を持って変色したりするときは、市販のアルミのパネルをコンロと壁の間に挟んでください。

なんとなく心配、対策方法が分からない、と言った場合はご遠慮なく中島商事にお問い合わせください!
ガスに関してのプロがお客様のご家庭に合わせた対策方法を提案させていただきます。
「自分のウチに限ってそんなことはない!」と思われているご家庭で思わぬ火災は発生します。
一度、コンロと壁の距離を気にしていただいて、壁の表面が焦げたりしていないかチェックしてみてはいかがでしょうか?

  • シェア
  • twitter
The following two tabs change content below.
佐藤英明

佐藤英明

中島商事株式会社の佐藤です。主に北方面の卸営業を担当しております。
「よく働き、よく遊べ」が自分のモットーで、生き急いでいるんじゃないかとよく言われるほどとにかく行動しております。
水と緑に囲まれた生活に憧れて滋賀県に移住してきましたが、誰よりも滋賀県を愛していると自負しております。
暮らしに役立つ情報を発信していきますので、よろしくお願いいたします。
  • twitter
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket