この写真は先日 愛知川で私が魚釣りを楽しんでいる時のものです。
普段、このように清らかな水が穏やかに流れている愛知川。氾濫とは想像もつかないような姿を毎日見せてくれています。
しかし「数十年に一度」と言われる大雨災害が毎年起こってしまう昨今。
今や日本中が水害の被害にあう可能性があると言っても過言ではありません。
そこで、我が地元の大きな河川「愛知川」は大丈夫なのでしょうか?
愛知川ならではのチェックポイント等をご紹介いたします。
① 愛知川とは?
鈴鹿山脈に源を発し、東近江市や愛荘町を流れ、琵琶湖に注ぐ一級河川です。
滋賀県の湖東地方にお住いの方であれば良くご存知の川ですよね。
② 愛知川は氾濫したことあるの?
(滋賀県ホームページより)
平成2年の台風19号により愛知川は氾濫し東近江市種町や今町を中心に大きな被害が出ました。
その後、堤防の改修工事が随所で行われており、当時よりは治水環境は改善されてはいますが、昨今の予想もつかないような大雨が集中的に降ると氾濫しないとは言い切れないと思います。
③ 愛知川の水位をチェックするには?
上の画像は「滋賀県河川防災カメラ」のホームページの中の「御幸橋(愛知川)」の部分をクリックして拡大したものです。
このように24時間365日、インターネットの画面上で愛知川の水位を確認することができます。夜間でも暗視カメラとなっていますので大丈夫です。また、10分ごとの水位の変化も数値で表示されていますので、カメラの映像と合わせて水位の変化を把握することができます。
このホームページでは愛知川だけでなく、滋賀県内の主要な河川のライブカメラを全て見ることができますのでお住まいの地域の河川の状況を確認することが可能です。
このような便利なものをお使いいただき、大雨の際には決して川を見に行くといった事はやめましょう!!
④ 愛知川が危険になる目安は?
愛知川が氾濫するかどうかは「永源寺ダムの水位」にかかっています。
大雨で川が増水するのは、単純に川に多くの雨が降るからではありません。ほとんどの場合、無数に伸びる支流から大量の雨水を集め、それらが合流した本流が大増水するという構図になっています。
しかし、愛知川は永源寺ダムより下流にはほとんど支流はありません。つまり数多くの支流で集められた大量の雨水は一度永源寺ダムに貯められ、ダムからの放水により愛知川中流部・下流部への流れとなっているのです。
大雨が降った際にはホームページで永源寺ダムの貯水率をチェックしてください。
平常時の最高水位が270mとなっていますので、現在の水位がこれに近い、もしくはこれを超えているようであれば、どんどん放水されますので、皆様の生活圏である愛知川中~下流部はかなり増水し、危険な状態になる可能性が高いということです。
その辺りも十分加味されて、避難準備情報・避難勧告・避難指示が出されますので、必ず避難するようにしましょう。 避難勧告等が出ても何となく自分は大丈夫だと思いがちになります(私もそうでした)。しかし、個人レベルでの根拠のない想像では命を守ることはできません。大切な家族の命、自分の命を守るために空振りしても大丈夫という気持ちで早めの避難を心掛けたいものです。
中島商事株式会社
TEL:0748-48-2301

佐藤英明
「よく働き、よく遊べ」が自分のモットーで、生き急いでいるんじゃないかとよく言われるほどとにかく行動しております。
水と緑に囲まれた生活に憧れて滋賀県に移住してきましたが、誰よりも滋賀県を愛していると自負しております。
暮らしに役立つ情報を発信していきますので、よろしくお願いいたします。

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