公開日: 2022.02.18 - 最終更新日:2022.02.18

今冬の大雪を考える【滋賀県】

佐藤英明佐藤英明
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こんにちは!

年末の大雪で今年の冬はすごいなぁって思ってたのですが、あれよあれよと大雪の連続。

雪かきで自慢の腰も悲鳴をあげてきた2月中旬。皆様、大丈夫でしょうか?

さて、今冬はなぜこれほど大雪が降るのか?

ちょっと検証してみましょう。

 

ラニーニャ+様々な要因

①ラニーニャ現象の影響か?

ラニーニャ現象とは、南米チリ沖の海水温が低くなる現象です。
南米の海水温って滋賀県に全然関係ないやん!と思われるかもしれませんが、南米の海水温が低くなることで逆にインドネシア付近の海水温が上昇し、積乱雲が発生しやすくなり偏西風の流れを北へと押し上げます。そこで偏西風の蛇行が生まれ、ちょうど北からの寒気が滋賀県付近に流れやすくなるのです。面白いですね。

 

②地球温暖化の影響か?

地球温暖化が滋賀県の大雪に影響? しかも温暖化でしょ?? という声が聞こえてきそうですが、実は温暖化が大雪にかなりの影響をもたらします。
特に年末の彦根を中心とする大雪。数十年に一度と言われる大雪でしたが、あの大雪をもたらした寒気は「数十年に一度」とか言われるレベルのものではありませんでした。毎年訪れるレベルの寒気だったのです。それがなぜ数十年に一度の大雪になったのか?それは日本海の海水温が高かった為です。
年末時点での日本海の海水温は、夏の猛暑、秋の高温傾向もあり例年より約1℃高かったと言われています。
たった1℃の違いでも上空の寒気との温度差で発生する水蒸気の量は桁違いに多くなります。日本海でモリモリと水蒸気が発生し、それが彦根を中心とする大雪につながったのです。

 

③偶然?筋状の雲が彦根以北を直撃コースへ

よく天気予報で冬型の気圧配置の時に「筋状の雲」という言葉を聞かれたことがあるかと思いますが、文字通り筋状の雲が日本海側から次々とやってくると同じ地域で積雪が増加する傾向があります。年末の彦根、2月頭の長浜はまさにこれに当たります。

どの地域に筋状の雲がかかるのか、というのは当日の気圧配置、日本海での水蒸気の発生量、地上の地形等により変化しますので予想は難しいとされています。

ちなみに、滋賀県で都市伝説?のように言われている「北雪・南雪」はこの筋状の雲が北部方面にかかるのか南部方面にかかるのかで異なってきます。

 

④実は地球の帳尻合わせ?

これはあまり聞かれたことがないかもしれませんが、気象予報の世界では時々言われる言葉です。科学的な根拠が明確ではないので公には発表されませんが、当てはまることが多いです。

どういう事かと申しますと、よく夏場の豪雨災害や、逆に雨の降らない空梅雨、秋の長雨など、その年に降水量が非常に多い時期、少ない時期があっても1年を通して見ると、毎年の降水量はほとんど変わらないということです。

つまり、夏に豪雨が続き「観測史上最高の降水量」など報道で聞く年は冬の降水量(雪)が少ない傾向にあり、逆に夏場に雨が少ないと冬に雪が多い傾向にあります。昨年はお盆休みに雨が続いてからその後は異常なほど雨がほとんど降らなかったので、やっぱりこの傾向は当てはまっているようですね。

 

普段なにげなく目にする天気予報も少し知識を付けると深く分析することができるので面白いですよ!

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佐藤英明

佐藤英明

中島商事株式会社の佐藤です。主に北方面の卸営業を担当しております。
「よく働き、よく遊べ」が自分のモットーで、生き急いでいるんじゃないかとよく言われるほどとにかく行動しております。
水と緑に囲まれた生活に憧れて滋賀県に移住してきましたが、誰よりも滋賀県を愛していると自負しております。
暮らしに役立つ情報を発信していきますので、よろしくお願いいたします。